水洗トイレの便器【タンク式とタンクレス】のメリットデメリットは?

タンク式・タンクレストイレ画像

水洗トイレの便器【タンク式とタンクレス】のメリットデメリットは?

 

トイレの便器は2つのタイプがあることをご存知でしょうか?

 

最近の便器は大きく分けて「タンク式」と「タンクレス式」の2つのタイプにわけられます。

 

タンク式の水洗トイレは、タンク+便器+便座を組み合わせたもので、一般的によく利用されている水洗トイレの事です。

一方のタンクレスの水洗トイレは、20年ほど前に登場し、背面に貯水する為のタンクがないため、見た目もスッキリしますし、トイレのお掃除もタンクなどの出っ張りが無いぶんやり易くなっています。

また、狭くなりがちなトイレスペースを広く利用できる事から、新規設置やリフォームの際にはタンクレスを選ばれる方が増えています。

 

そこで、こちらでは、水洗トイレの、タンク式と背面のタンクを省いたタンクレスのトイレのメリット、デメリットについてまとめてみました。

 

まずトイレを選ぶ時に、最初に決めることがこの「タンク式」と「タンクレス式」のどちらにするかということです。

 

どちらの方が適しているかは、生活スタイルや設置環境などによって違っています。

それぞれのメリット、デメリットを踏まえて、買い替え機種の参考にされてみてはいかがでしょうか。

 

トイレを選ぶ時の流れ

 

1、タンク式、タンクレス式を決める

2、トイレの機種を決める

3、決めた機種から必要な機能のあるタイプを探す

 

タンク式トイレとタンクレストイレのメリット・デメリット

 

タンク式の水洗トイレ

 

  • 水洗トイレの便器【タンク式とタンクレス】のメリットデメリットは?

    便器の背面に貯水タンクがあるタイプが「タンク式」です。
    洋式水洗トイレといえば、殆どがこのタイプでした。

     
    ・今までの普及タイプ
    ・貯水タンクと便器がセットになっているタイプのトイレ
    ・タンクに貯めた水を排水に使用する

 

タンク式トイレ6つのメリット

 
1、タンクレス式と比べて本体価格が安い

生産数が多い事からタンクレストイレよりも安価で導入できる。
※メーカー機種、流通経路のによりますが、タンク付きで4万円台~

 

2、低水圧でも設置できる

※タンクに水を貯めておけるので水圧に関係なく使える。
・水圧が低いと排水時の勢いがないため綺麗に流れない
・トイレつまりの原因に繋がり易い

 

3、好きな便座を取り付けることができる

温水便座と一体ではない為、好きなタイプを取り付ける事ができる。

 

4、温水洗浄便座が故障した時に便座のみの交換で直せる

便座と温水便座が一体式でないので交換が楽である。

 

5、断水時にもタンク内に水があれば使用できる

水道直結ではないので、一回分は使える。

 

6、手洗い水栓付きタイプがある

手洗い管付きのタンクであれば、別に手洗い場を設置する必要がない。

 

タンク式トイレ4つのデメリット

 

1、凹凸が多く掃除がやりずらい

タンクと便座の結合部分や給水管など凹凸部分の掃除がやりずらい。

 

2、タンクの水量が限られているので連続して洗浄が出来ない

連続排水をしなければならい場合、タンクに注水が完了するまで待たなければならない。

 

3、デザイン性が低い

タンク部分や、温水便座を設置した場合のデザイン性(見た目)が野暮ったく感じる。

 

4、トイレが狭くなりがち

タンク付きの便器の奥行きは約75㎝が一般的です。
それに対して、タンクレス便器は65㎝位ですから10㎝ほど設置スペースの節約が可能です。
10㎝の差は狭くなりがちなトイレスペースでは大きな差になります。

 

タンクレスの水洗トイレ

 

  • タンクレスの水洗トイレ

    便器の後ろに貯水タンクがないタイプを「タンクレス式」です。
    リフォームや新規での設置には、このタイプが人気になっています。

     
    ・今後主流になると思われる
    ・便器の近くに貯水タンクがない
    ・便器本体と温水洗浄便座が一体タイプが主流
    ・水道直結で水を流す仕様になっている

 

タンクレストイレ4つのメリット

 

1、デザインがスッキリしていておしゃれ

便器背面にタンクが無い事や、温水便座一体型主流なため、見た目がスッキリ。
※狭いトイレ空間でも広く感じる
 

2、凹凸が少なく掃除がしやすい

タンク給水管や温水便座が一体型の為凹凸が少なく掃除が楽。
 

3、連続して洗浄ができる

水道直結である事から、タンクに水が溜まるのを待つ必要がなく連続排水が可能。
 

4、節水効果が高い

以前(10年ほど前)は排水時に13Lほどの水が必要でしたが、新製品の開発と共に節水の工夫が行なわれ、現在は、従来の1/3程度の水量で排水が可能になっています。その為、従来のタンク式トイレに比べても節水効果が高いと言えます。
 

タンクレストイレ5つのデメリット

 

1、タンク式と比べて本体価格が高い

タンク式トイレに比べてタンクレストイレは比較的新しい製品でもある為、価格が高くなる傾向があります。
※メーカー機種、流通経路のによりますが、タンク式と比べて5万円~10万円前後高いと言われています。
 

2、水圧が低いと設置が出来ない場合がある

現在は、よほど水圧が低くなければ設置ができるように製品も改良が加えられていますが、以下の点にご注意下さい。

 
・シャワーの出は悪くないか?
・2F以上の高所への取り付け
・排水管の内部の汚れ具合
・汲み上げ式の井戸水

 

3、一体型のため温水便座のみの交換が出来ない

タンクレスのトイレは、温水便座一体製品が主力であるため、温水便座単体での交換ができなとお考え下さい。

 

4、タンクがないので手洗い水栓が別で必要になる

タンクなどに付属する手洗い管がないため、必要(状況)に応じて手洗い場を別に設置する必要があるかも知れません。

ただ、タンクの手洗い管が必ずしも便利であるとは言えない状況もあります。

 
・タンク上の手洗いは、タンク回りが水で汚れる
・タンク上の手洗いは、小さな子供に手がとどかない

 

5、停電時は自動洗浄ができない

中には、ハイブリット式と呼ばれ、便器内部に小型のタンクを備えているタイプもありますが容量は外部式タンクよりはるかに小さいですし、洗浄(排水)には電気を必要とするタイプが殆どです。

タンクレスは、断水時だけではなく、停電時にもバケツを使った排水を行わなければなりません。

 
断水時のトイレの流し方は以下の記事を参考にしてください。

断水!トイレはどうする?断水時のトイレの使い方

 

まとめ

 

・デザイン重視で選ぶならタンクレス式がおすすめ

・掃除のしやすさで選ぶならタンクレス式がおすすめ

・価格面で選ぶならタンク式がおすすめ

・水圧が心配な場合はタンク式がおすすめ