「ミネラルウォーター」って何?水道水との違いや基準は?

「ミネラルウォーター」って何?水道水との違いや基準は?

「ミネラルウォーター」って何?水道水との違いや基準は?

 

コンビニや自動販売機でいつでも購入できるミネラルウォーター。

私たちの生活において非常に身近な水です。

 

ミネラルは5大栄養素の1つで、身体の機能を維持するために重要な栄養素です。

しかし、ミネラルは体内で作ることが(合成することが)できません。

 

なので食事や飲み物から摂取する必要があります。

 

飲み水はミネラルウォーターを購入しているという方もいると思います。

美味しい水というイメージがあるミネラルウォーターですが、水道水とはどう違うのでしょうか?
ミネラルウォーターと、同じく身近な水道水とで比較してみました。

 

ミネラルウォーターとは

 

ミネラルウォーターは「ミネラルウォーター類」の一種です。

 

日本では特に、原水の成分に無機塩添加などの調整を行っていないものは、ナチュラルウォーター・ナチュラルミネラルウォーターと呼ぶ。
一方、原水が地下水でないものは、ボトルドウォーターと呼ぶ。
これらの区分については、農林水産省の通達で定められている(平成2年3月30日食品流通局長通達「2食流第1071号」、平成7年2月17日「7食流第398号」改正)。
市販品では、各地の名水や大自然のイメージを前面に押し出しているものが多い。
地下水などのうち飲用適の水(カルシウム、マグネシウムなど(硬度)及びpH値を除き、水道法第4条に適合する水をいう)を容器に詰めたもの

(炭酸飲料の日本農林規格(昭和49年6月27日農林省告示第567号)に規定する炭酸飲料を除く)
これを「ミネラルウォーター類」という。

(出典:ウィキペディア ミネラルウォーター(区分)

 

農林水産省が設定したガイドライン

 

農林水産省が設定したガイドラインではミネラルウォーター類を4種類に分けています。

 

1、ナチュラルウォーター…特定の水源から採水された地下水のみを原水とする。
処理方法は沈殿・ろ過・加熱・殺菌。

 

2、ナチュラルミネラルウォーター…特定の水源から採水された地下水(鉱泉水、鉱水など)
ミネラル成分が溶け込んでいる原水。処理方法は沈殿・ろ過・加熱・殺菌。

 

3、ミネラルウォーター…何種類かのナチュラルミネラルウォーターを混合したもの・ナチュラルミネラルウォーターのミネラル分を人工的に調整したもの。
処理方法は沈殿・ろ過・加熱殺菌・原水のブレンド・ミネラル成分の調整・オゾン殺菌・紫外線殺菌・ばっ気(水に空気を送り込んで溶け込ませること)など。

 

4、ボトルドウォーター…飲用できる水 (水道水、蒸留水、河川の表流水などで飲用に適しているもの)
処理方法は特に規定されていない。

 

(農林水産省「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」より)

 

ミネラルウォーターとは容器に入った飲料水の総称で、厳密には上記の4種類に分けられています。
水を購入する際に品質表示のラベルを見てみると面白いかもしれません。

 

ミネラルウォーターと水道水の安全性

 

この2つは安全基準を定める法律が違います。

 

水道水は水道法、ミネラルウォーターは食品衛生法です。

 

水道水の安全性についてはこちらの記事を参照ください。

 

水道水は安全!?水道水の残留塩素を除去する方法

 

水道水は水道法により51項目の水質基準

 

ミネラルウォーターは食品衛生法により39項目(殺菌除菌工程有り)又は14項目(殺菌除菌なし)の安全基準が定められています。

 

水道水は圧倒的に厳しい基準が設けられており、クリアしなくてはならない項目数で比較するとミネラルウォーターのほうが少ないことがわかります。

 

しかし、日本の食品衛生法の安全基準は世界でもトップクラスの為、間違いなくミネラルウォーターも非常に安全な水だと言えます。

 

ミネラルウォーターと水道水の味の違い

 

 ミネラルウオーターと水道水の味の違い
水が美味しいと感じる物質はカルシウムやマグネシウムなどの硬度成分です。

 

逆に、まずいと感じる物質は塩素です。

 

塩素はカルキ臭の原因となる物質で、日本の水道水では水道法により人体に影響のないわずかな量ですが蛇口から出る水にも塩素が含まれています。

他にも鉄・銅・亜鉛などは水を不味くする原因で、老朽化して錆びた水道管では水道水に鉄が混入し不味く感じることがあります。

 

日本で流通しているミネラルウォーターの多くはナチュラルミネラルウォーターです。

加熱殺菌がされているのでカルキ臭がせず、ミネラル成分のバランスにより味の変化が楽しめます。

 

自分の好みの水を探せるところがミネラルウォーターの良さだと言えます。

 

ミネラルウォーターと水道水の金額

 

言うまでもなく水道水のほうが安価です。

 

水道水は住んでいる県などによって水道代が異なりますし、ミネラルウォーターは当然商品や購入場所によって金額が異なります。

ですので、大体平均の金額で比較してみます。

 

水道水500mlあたり・・・0.1円程

ミネラルウォーター500mlあたり・・・100円程

 

ミネラルウォーターはペットボトルの製造コストなどが含まれた販売価格ではありますが、水道水のほうがかなり安くなります。

 

水道水はミネラルウォーターのおよそ1000分の1の金額になります。

 

ミネラルウォーターと水道水の使い分け

 

ミネラルウォーターは硬水と軟水があります。

それぞれの特徴を生かし、使い分けると良いでしょう。

 

軟水

 

・煮物などの野菜への浸透がよく柔らかく仕上げることができる
・ご飯を炊く時に軟水を使うことで、より白くふっくらとした香りのいいご飯を炊きあがる
・コーヒーや水だしドリンクなどを入れる時に使うと、うま味と繊細な香りを引きだすことができる
・洗濯で使用すると、洗剤との相性がいいので、泡立ちが良くなり汚れ成分が落ちやすく柔らかく仕上がる
・煮沸して赤ちゃんのミルクに使うことができる

 

硬水

 

・パスタを茹でる時に使うと塩を入れなくても、麺にコシがある美味しいパスタが茹であがる
・イモ類や根菜類を茹でる時に使うことで煮崩れしにくくなる
・肉の煮込み料理に使うと灰汁と臭みが出やすくなり、柔らかく仕上げることができる
・紅茶や中国茶などを入れる時に使うと香りが残りスッキリとした味になる
・エスプレッソを入れる時に使うと渋みがとれ、苦みにまろやかさが加わり美味しくなる
・石鹸との相性は良くないので、衣類などの洗濯には、※金属石鹸(石鹸かす)残りが原因の変色を防ぐためにすすぎをしっかりと行う必要がある
・美容や健康に効果が期待できるミネラルをとることができる
・カルシウムやマグネシウムが多く含まれているので骨粗鬆症対策や便秘改善が期待できる
・飲料用硬水などは下剤効果があるので、とりすぎることでお腹が緩くなってしまうことがあり注意が必要です

 

水道水

 

塩素が含まれているため雑菌などの繁殖が抑えられることが特徴です。

 

・給水経路に雑菌が繁殖しづらい為、冷蔵庫の自動製氷機で氷を作るのに向いている。
・手洗い、うがいに向いている。
・薬を飲むなら水道水又は軟水のミネラルウォーターが良い。(日本の水道水はほどんどが軟水です)
・加湿器に使用するのに向いている。
・魚などを飼育するのに向いている。(水道水と中和剤や飼育用浄水器を併用してください。ミネラルウォーターはミネラルが豊富すぎて飼育には向かない場合があります。)

 

まとめ

 

・ミネラルは体内で作る(合成する)ことができない。
・ミネラルウォーターはミネラルウォーター類の総称。
・水道水よりもミネラルウォーターのほうが美味しい。
・ミネラルウォーターより水道水のほうが安価。
・ミネラルウォーターと水道水はそれぞれ向いている用途がある。