「硬水と軟水」水の使い分けで家事が上手くなる?

「硬水と軟水」水の使い分けで家事が上手くなる?

 

私たちの生活に欠かせない「水」

 

衣食住、どれをとっても私たちの生活に欠かせないものですが、特に水は、生物にとって無くてはならないものです。

人間は体内に50~80%の水分を保っていると言われています。

しかし、水分が不足したり、多すぎると頭痛、発熱、下痢やおう吐、意識障害などを引き起こしてしてしまう事もあります。

水中毒や脱水症などひき起こさない為に、衛生的で安心な水を適切な量摂取する事がもっとも大切になります。

私たち人間に欠かせない水分(水)は主に飲料水や食物で摂取する事で補給を行っています。

そしてこの水は、「水に含まれる成分」によって、軟水(なんすい)と硬水(こうすい)に分類されます。

軟水(なんすい)と硬水(こうすい)には其々特徴があり、料理や、飲み物に上手く取り入れる事で家事の上達につながります。

 

国や地域によって違う水の成分

 

国や地域によって違い水の成分

 
軟水(なんすい)・硬水(こうすい)の判断は、水に含まれるミネラル(カルシウムとマグネシウム)の量(硬度)を表した数値によって分類されます。

WHO基準では120mg/Lを境として、この硬度が120以下は軟水、120以上は硬水といいます。

硬水は、ヨーロッパに多いと言われ、日本では地域によっても異なりますが、一般的には軟水とされています。

この様に地域によって違いが出る理由の一つに、地形が影響していると言われ、ゆっくりと時間をかけて地層内を移動する場合は、地層内に含まれるミネラルミネラル(カルシウムとマグネシウム)の吸収量が増えて硬水になり、逆に地層内を早く移動する場合は、軟水になり易いと言われています。

 

evian さんのサイトで以下の様な記事をみつけました。

日本の国土は山地が急峻で平野地帯が広くないため、高地から低地への水の流れが速く、雨水の多くは河川を通り、短時間で海に流れ込みます。地層中のミネラルを吸収する時間が短いうえ、もともと火山地帯でミネラル分の少ない地層が多く、地中の鉱物成分があまり溶け込みません。そのため、日本の水はミネラル分の少ない軟水となります。
一方、ヨーロッパは平坦な大地が広がるため地中滞在時間が長く、ミネラル分の多い石灰岩の地層が多いので、地層のミネラルを含んだ硬水が多くなります。

参考文献

『万病を防ぐ「水」の飲み方・選び方』(講談社+α文庫) 著者:藤田紘一郎

 

軟水(なんすい)の特徴

 

口当たりがまろやかで軽いミネラルの少ない軟水は、「だし」を取るのに向いていると言われ、和食や緑茶など、ゆっくりと煮だしたりする場合に相性が良く素材の香りとうまみを抽出することができると言われています。

 

他にも、軟水(なんすい)にはこんな特徴があります。

 

  • 煮物などの野菜への浸透がよく柔らかく仕上げることができる
  • ご飯を炊く時に軟水を使うことで、より白くふっくらとした香りのいいご飯を炊きあがる
  • コーヒーや水だしドリンクなどを入れる時に使うと、うま味と繊細な香りを引きだすことができる
  • 洗濯で使用すると、洗剤との相性がいいので、泡立ちが良くなり汚れ成分が落ちやすく柔らかく仕上がる
  • 煮沸して赤ちゃんのミルクに使うことができる

 

家事以外にも軟水(なんすい)は、肌や髪の乾燥を防ぐ効果が期待でき、飲料用として胃腸に優しく吸収率がいいので身体への負担が少ない。

 

硬水(こうすい)の特徴

 

口当たりが重く苦みがあるミネラルの多い硬水は、チャーハンやピラフ、パエリアのように固めにご飯を仕上げたい時には適していると言われています。

 

他にも、硬水(こうすい)にはこんな特徴があります。

 

  • パスタを茹でる時に使うと塩を入れなくても、麺にコシがある美味しいパスタが茹であがる
  • イモ類や根菜類を茹でる時に使うことで煮崩れしにくくなる
  • 肉の煮込み料理に使うと灰汁と臭みが出やすくなり、柔らかく仕上げることができる
  • 紅茶や中国茶などを入れる時に使うと香りが残りスッキリとした味になる
  • エスプレッソを入れる時に使うと渋みがとれ、苦みにまろやかさが加わり美味しくなる
  • 石鹸との相性は良くないので、衣類などの洗濯には、※金属石鹸(石鹸かす)残りが原因の変色を防ぐためにすすぎをしっかりと行う必要がある
  • 美容や健康に効果が期待できるミネラルをとることができる
  • カルシウムやマグネシウムが多く含まれているので骨粗鬆症対策や便秘改善が期待できる
  • 飲料用硬水などは下剤効果があるので、とりすぎることでお腹が緩くなってしまうことがあり注意が必要です
 

※金属石鹸(石鹸かす)は、硬水に含まれる、カルシウムとマグネシウムが、脂肪酸と結びついて起こります。
この反応は石鹸が汚れを落とすよりも先に起こってしまう為、硬度の高い水で洗濯をすると石鹸の効果が落ちてしまい、軟水で洗濯をするよりも多くの石鹸が必要になります。

 

まとめ

 

日本の水道は一部の地域を除き軟水を利用しています。

硬水と軟水は、其々にメリットとデメリットがあり、料理や、飲み物に上手く取り入れる事が家事の上達につながると言えます。