蛇口のメーカーや品番がわからない!そんな時確認すべき場所は?
蛇口のメーカーや品番がわからない!そんな時確認すべき場所は?
蛇口(水栓)など水周りにトラブルが発生したとき、ご自身で修理をする場合でも、水道修理業者に修理を依頼する場合でもトラブルを起こしている水栓のメーカーや品番がわかっているとスムーズに事が運びます。
というのも、メーカーと品番が特定できているとその水栓にピッタリの部品を購入することが可能ですし、また、中にはメーカーでしか対応できない水栓の場合もあります。
そんなときは、直接メーカーに問合せ、修理を依頼する必要があります。
修理業者に問い合わせた際、メーカーと品番と症状を伝えると修理業者で対応可能かメーカーでしか対応出来ないかを判断して最善の対応方法を案内してくれる場合もあります。
また、事前にメーカーが分かる事で修理のおおよその料金を答えてくれる業者もあるでしょう。
しかし、メーカーや品番がどこに記載されているのかわからない、記載はあったが劣化して読めないという事もあります。
こちらでは、メーカーや品番が不明のときに、何処を確認したら良いかをご紹介いたします。
主要な日本の水栓金具メーカー
TOTO
日本のトイレ市場の60%のシェアを持っている。
リクシル(LIXIL)
トステム
INAX、新日軽、サンウェーブ、TOEX(東洋エクステリア)が統合して誕生した企業。
KVK
ホームセンターなどでも取り扱っており、購入取り寄せが容易。旧MYM製品も取り扱っている。
SANEI
正式には株式会社三栄水栓製作所ですが、ロゴは英語表記になっている。
KAKUDAI
創業が明治12年の水道用品の老舗。
※上記は全て日本のメーカーです。
※海外のメーカーの場合は、品番などが分かっても対応できないケースがあります。
水栓(蛇口)が設置してある製品を見る
TOTOやINAX(リクシル)は住宅設備機器メーカーなので、初期出荷の場合はキッチン・浴室・洗面に設置してある水栓金具は同じメーカーになります。
※初期出荷の設置から数年経過し、蛇口等の水栓金具を交換している場合はこれに該当しません。
例:キッチン・システムキッチンがTOTO製であれば蛇口もTOTO製(初期出荷の場合)
ユニットバスがINAX製であれば蛇口やシャワーもINAX製( 〃 )
その他のメーカーの場合は、住宅設備機器メーカーでも水栓金具の製造をしていない場合があるので、どのメーカーの水栓(蛇口)が設置されているかわかりません。
例:キッチン・システムキッチンがクリナップ製だと蛇口はTOTO製かもしれないし、KVK製かもしれません。
(水栓が設置してある製品と同じメーカーではないので、製品からのメーカー特定はできません。)
水栓金具の刻印を探す
蛇口本体の根元や裏側にメーカーのロゴマークの刻印がないか確認します。
TOTO、INAX、KVK、KAKUDAIなど。
※注意
稀に刻印がない場合もあります。
品番シールを探す
メーカーの刻印と同様に、水栓金具の根元部分や裏側に張ってあることが多いです。
品番は英数が混ざっている番号がほとんどで、間にハイフン(-)が含まれることもあります。
水栓と馴染むようにシルバーのシールになっているものや、白いシールのタイプのものもあるようです。
水に濡れる場所のため、長年の使用でシールが剥がれていたり文字が見えなくなっていることもあります。
取扱説明書を確認する
リフォームをした場合も、賃貸の物件に入居した場合も、水回りの機器の取扱説明書は貰っているはずです。
表紙に水栓のイメージ図などが載っているので見つけやすくなっています。
メーカーと品番も表紙に記載されています。
各メーカーの公式ページで確認する
各社の公式ホームページでは品番を特定する為のページや製品検索ページというものがあります。
取り付けられている場所や、水栓の形などから徐々に絞り込んでゆき特定していきます。
どのメーカーのホームページも操作は簡単です。
以下参考
TOTOホームページ
INAX(LIXIL)ホームページ
KVKホームページ
SANEI(三栄ホームページ)
KAKUDAIホームページ
修理業者に依頼する
メーカーや品番が見つからない、調べるのが面倒くさい、という方は修理業者に依頼してください。
賃貸の家にお住まいの方はまずは管理会社やオーナー様に連絡しましょう。
ある程度の水栓の不具合であれば、修理業者はメーカー関係なく修理してくれます。
交換になる場合も水栓のサイズを確認し、取り付け可能な安い水栓を提案することが出来ます。
まとめ
・水栓のメーカーと品番が分かれば修理がスムーズ
・日本のメーカーは大体水栓の根元にメーカーの刻印がある
・水栓が設置されている製品のメーカーも調べてみる
・修理業者に依頼する場合はメーカー等がわからなくても大丈夫